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良く聞かれることをまとめてみました。







☆シックハウスのこと


良く耳にする「シックハウス症候群」。これってなに?
シックハウス症候群とは、居住者が、住まいが原因で体の不調を感じたりすることを言います。
喘息・アレルギー、頭痛やめまい、吐き気、喉の痛み、目がチカチカするなどが主な症状のようです。
建材や家具・日用品から発散するホルムアルデヒドやトルエン・キシレンなどの揮発性有機化合物などが原因であると考えられています。
また、住宅の気密性が高くなっていることから、換気の不十分さが原因でカビが異常に発生し、体に不調をきたすなども考えられるので、単に建材にさえ注意すれば良い、とも言えません。
高気密・高断熱住宅などは、特に注意が必要と言えます。

化学物質の発生源
■新しいカーテンやじゅうたん、家具など
■床に塗るワックス・防虫剤・芳香剤・消臭剤・洗剤・化粧品などなど、化学物質が主流になってきた今の世の中には、可能性のあるものはいっぱいあります!!
■開放型ストーブ・ファンヒーターなど排気のあるもの。室内での喫煙。

建築基準法ではどうなっているのか
シックハウス対策で、2003年7月に建築基準法が改正されました。
@内装仕上げの制限
これまで使われることのあった建材でも、使用禁止のものができました。
最高等級であるF☆☆☆☆(等級3)は制限なし、その他は等級により面積の使用制限があります。
最近ではメーカーのほとんどの建材がF☆☆☆☆を取得しています。
A換気設備の義務づけ
機械換気システムの設定が、義務づけになりました。
キッチン、浴室、便所に加え、居室や廊下などにも必要になります。
F☆☆☆☆の建材のみを使用しても、家具からの化学物質の発散などが考えられるため、24時間換気システムの設置は必要です。
B天井裏などの制限
天井裏・収納スペースなども、居室内への化学物質の流入が考えられるため、措置が必要です。

普段の心がけ
■新築当初(リフォーム後)は換気や通風を心がける。
■夏は特に発散するので、窓を開ける。
■換気扇のフィルターの掃除。
■24時間換気システムはoffにしない。

高気密・高断熱住宅とは、外気(暑気・冷気)の侵入を防ぎ、保温性能を高めることにより室内の温度差を 少なくした住宅です。
燃料費や冷暖房機器の負担が少ない、壁内の結露の発生も防ぐので耐久性にも優れる、防音性も高い、など、 数々のメリットを持っています。
ただし、メリットだけではありません。
優れた気密性は、換気を不足しがちにします。
汚れた空気がスムーズに排気されず、壁や家具を汚したりニオイが染み着いたり、 浴室や台所などから発生した水蒸気が建物を傷める、アレルギー性疾患の一因といわれるカビやダニの繁殖を促す、 など、自然換気量の多い従来の住宅では考えられなかった弊害がでています。
これがシックハウス症候群の急激な増加の原因になっています。

そこで、建築基準法が改正され、24時間換気が義務付けられました。

高気密・高断熱住宅がもてはやされ、気密性をあげたら今度は「病気になるから」と換気を義務づけ、居室内も24時間換気。
おかげで寒〜い冬にもリビングの給気口からはヒューヒューと冷たい外気が換気扇に引っ張られて入ってきて・・・・。
全く馬鹿馬鹿しい話です。

現在の技術では通常の在来工法でも充分気密性は高くなっています。(少なくとも当社の物件では)
高気密・高断熱が今の住宅に必ずしも必要か、と聞かれれば、私たちは「NO]です。
お客様のお話を伺うと、中には窓をほとんど開けない方がいらっしゃいます。
それでは、シックハウスでなくても病気になってしまいます。
つまり、それぞれの暮らしに合わせた気密性・断熱性・換気・空調が必要であり、全ての家庭において「高気密・高断熱」を勧めることはしません。
住まい方のアドバイスは、「とにかく窓を開けて下さい」。これに尽きます。

私たちは、健康を考えた住宅づくりをお手伝いします。





☆バリアフリーのこと

<当社のバリアフリーに対する考え方をまとめてみました。>


ノーマライゼーション
 ノーマライゼーションとは、隔離・収容することなく、健常者とともに地域社会で生活することを目標として 社会福祉をすすめること。
近年は対象を障害者に限定することなく、すべての人が基本的人権を尊重されながら、社会の中で自己選択と 自己決定に基づいて暮らせること、という幅広い考え方になっています。
その考え方を元に、バリアフリー(障壁の除去)、ユニバーサルデザイン (障害の有無・年齢・能力・体格などの区別なく、誰もが使いやすいデザインにすること)を取り入れて行きます。
当社では住宅の中のプラン構成の段階で、ノーマライゼーションの考え方を取り入れています。
対象となる方がいる場合、現在の体力や動作の状況により、介護・介助を前提とせずに、 「自立できる住まい」を目指した提案をします。
既に介助が必要になってしまった方にも、「生きる喜び」となっていただける住まいを提供したい。
おうちの中にいても、外部の空気が感じられる・光を感じられる・生活が楽しい・・・
そんな生活を味わっていただきたいと思います。

本当に必要な設備を
手すりを例に挙げると、「年寄りがいるから手すりをつける」のではなく、必要に応じた手すりを設置する事が大切だと考えます。
リウマチの方は握るのが困難なこともあるので平型手すりを使う、右手が悪い方は手すりは左側に設置する、 背の高さ、握力により、位置も太さも違ってきます。
スロープも、車椅子や歩行器を使う方には必要ですが、長いスロープは自分で歩ける方には返って苦痛である こともあります。
一般論でバリアフリーだと言われていることは、不自由に感じていない家では、邪魔になったり無駄な空間が出来たりする事もあります。
また、設備にお金がかかることもあります。
大事なのは「ユニバーサルデザイン」と、「将来的に対応できるようにすること」。
例えば玄関に段差がない、などは雨仕舞に問題が出ることもある。
そのためにお金をかけて余計な排水を取るなら、そうなったときに段差解消できるように作っておく。
将来手すりをつけられるように下地を入れておく、など。
柔軟性のある住宅−−それが私たちの提案です。
日本の住宅は段差が多かったり隙間があったりなど問題が多いですが、そうしてる理由が日本の気候や伝統の中にそれぞれあります。
それを無くしていくからには本末転倒にならないような考え方をしないと危険だと考えています。

誰のためか
「自立支援」が前提ですから、対象者の文化・価値・生活習慣を尊重するのはもちろんですが、私たちには他にも主体にしたい方がいます。
お年寄りや体の不自由な方がいると、ついその方々を主体に考えがちですが、私たちは「介護・介助者の負担」も同じくらい大切なことだと考えます。
家族が介護・介助する際の家族の体力的負担、心理的負担に加え、ヘルパーなど第三者が家庭に入ることによるプライバシーなども考慮し、プランから細部にわたるまで反映させていきます。